相続不動産を測量するメリット

不動産を相続した際、測量を行うことはさまざまなメリットがあります。

今回は「相続不動産を測量するメリット」をご紹介します。

 

< 不動産相続時に測量をする主なメリット>

 

1. 土地の正確な面積の把握

遺産分割協議や相続税の計算の際、土地の正確な面積を把握することは大きな意味があります。

実は、登記簿上の面積と実際の面積が異なるケースは多くありますので、測量により実測面積を明確にすることで、正確な財産評価が可能となるのです。

もし、相続した不動産が登記簿上の面積と実際の面積が異なる場合、測量を行うことで相続税の計算や遺産分割協議の際のトラブル回避につながります。

 

2. 境界トラブル防止

隣地との境界が不明確なまま相続し、後々隣地の所有者とトラブルになることがあります。

しかし、正式な測量をする場合、隣地の所有者と土地の境界線を確認し、境界確認(筆界確認書など)を行うため、相続の際に測量を行うことで、将来の近隣トラブルを回避できます。

 

3. 売却や分筆に備える

相続後に土地を売却したり、相続人で土地を分けて分配する際、測量はほぼ必須となります。

相続の際に測量しておけば、スムーズに不動産売却や分配が可能になります。

 

4. 建物の建て替え・大規模リノベーションに備える

相続建物の建て替えや大規模リノベーションなどの再利用を検討しているなら、正確な敷地情報が必要です。

建築確認取得の際の建築基準法上の接道義務などにも関係するため、測量は重要です。

 

なお、測量費用は一般的に30万〜100万円程度の費用がかかります(規模・状況による)。

ただし、後のトラブル防止や資産活用の面から見ると十分に検討の余地があるのではないでしょうか。

 

このような、相続の際の測量のご相談はしあわせほうむの土地家屋調査士までお気軽にご相談ください。