
相続した不動産や生前整理をしたい不動産が、価値のある(売れやすい)不動産なのか、それとも「負動産(売れにくい・維持費がかかる・価値が低い不動産)」なのか・・・なかなか判別がつかないものです。そのような不動産を処分したい場合、以下のような観点で不動産会社を選ぶのが非常に重要となります。
まず、世の中に数多くの不動産会社がありますが、価値のある(売れやすい)不動産だけを扱う不動産会社の比率はかなり多いものです。
そのような不動産会社に依頼をすると、利益重視で負動産に消極的なため、売れやすい不動産だけを売り、負動産の処分は行わずじまいとなることが見受けられます。
その点、比率は少ないですが、通常の不動産と負動産の双方を取り扱う不動産会社は、売れやすい物件とセットで負動産の処分を進める「抱き合わせ販売」「まとめ売却(バルク売却)」や、「現金化+寄付・譲渡・更地渡し」など柔軟な提案を行うノウハウがあり、無事に負動産の処分ができることが少なくありません。
このように、なかなか判別がつかない不動産を処分したい場合、ノウハウのある不動産会社に依頼することが重要となります。
そのような不動産会社の特徴は次のとおりです。
・空き家・再建築不可物件の取り扱い経験がある(負動産の典型的なケース)
・任意売却や買取再販も手がけている(このような会社は、すぐに売れない物件でも売却ノウハウを持っている)
・地方や郊外も対応している(負動産は都市部以外に多い)
・寄付・無償譲渡・NPOとの連携等、売却以外の提案が可能(このような会社は「売れない前提」で最善策を提案してくれる視点がある)
ただし、ノウハウのある不動産会社に相談をする前に、次のような情報を整理し、スムーズに検討ができるようにしておきましょう。
1.不動産の登記簿謄本を取得しましょう
2.固定資産税評価額や課税明細書を用意しましょう
3.接道状況・インフラ整備の有無を確認しましょう
4.建物の築年数・状態を把握しましょう
5.管理状況・周囲のクレームの有無を把握しましょう
売れやすい不動産のみ取り合う不動産会社の比率は多く、「無料査定します」と宣伝している不動産会社でも、そのような会社の場合に不動産処分を依頼をしても「取り扱い不可」と断られるケースは非常に多いものです。
また、不動産会社の中でも、営業担当のスキル・モチベーションに差があり、不動産売却が進まないことも少なくありません。
しあわせほうむの相続相談・生前整理相談では、そのような不動産の処分をしっかり取り扱う不動産会社に依頼をして売却を成立している事例が多くございます。
相続不動産を処分したい場合、生前整理で不動産を処分したい場合など、お気軽にしあわせほうむの遺産整理相談をご利用ください。



